平成24年  9月 定例会(第3回) - 09月12日−11号 平成24年  9月 定例会(第3回)   東京都北区議会会議録第十一号(第三回定例会)              平成二十四年九月十二日(水)(午前十時開議) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−    出席議員(四十三人)    一番    山崎たい子君    二番    坂口勝也君    三番    小田切和信君    四番    古田しのぶ君    五番    宮島 修君    六番    永沼かつゆき君    七番    小野田紀美君    八番    野々山 研君    九番    永井朋子君    十番    宇都宮 章君   十一番    さがらとしこ君   十二番    近藤光則君   十三番    稲垣 浩君   十四番    青木博子君   十五番    大島 実君   十六番    前田ゆきお君   十七番    大沢たかし君   十八番    名取ひであき君   十九番    竹田 博君   二十番    八巻直人君  二十一番    本田正則君  二十二番    福島宏紀君  二十三番    八百川 孝君  二十四番    土屋さとし君  二十五番    上川 晃君  二十六番    新部ゆうすけ君  二十七番    いぬい宗和君  二十八番    渡辺かつひろ君  二十九番    やまだ加奈子君   三十番    椿 くにじ君  三十一番    戸枝大幸君  三十二番    福田光一君  三十三番    安田勝彦君  三十四番    山中邦彦君  三十五番    大畑 修君  三十六番    佐藤ありつね君  三十七番    花見 隆君  三十八番    赤江なつ君  三十九番    石川小枝君   四十番    小池たくみ君  四十一番    榎本はじめ君  四十二番    池田博一君  四十三番    山崎 満君    出席説明員  区長          花川與惣太君  副区長         山田統二君  政策経営部長      依田園子君  政策経営部参事     栗原敏明君  (広報課長事務取扱)  総務部長        谷川勝基君  危機管理室長      小林義宗君  地域振興部長      井手孝一君  区民部長        越阪部和彦君  生活環境部長      長尾晴彦君  健康福祉部長      清正浩靖君  保健所長        本保善樹君  子ども家庭部長     中澤嘉明君  まちづくり部長     佐藤佐喜子君  会計管理室長      登利谷昭昌君    政策経営部  企画課長        藤野浩史君  財政課長        中嶋 稔君  財政課財政主査     三井孝紀君    総務部  総務課長        都築寿満君  職員課長        宮内利通君  総務課総務係長     榎本 稔君    教育委員会  教育長         伊与部輝雄君  教育委員会事務局次長  田草川昭夫君  学校適正配置担当部長  佐藤公夫君       議事日程        第二号 日程第一 平成二十三年度東京都北区一般会計歳入歳出決算の認定について 日程第二 平成二十三年度東京都北区国民健康保険事業会計歳入歳出決算の認定について 日程第三 平成二十三年度東京都北区中小企業従業員退職金等共済事業会計歳入歳出決算の認定について 日程第四 平成二十三年度東京都北区介護保険会計歳入歳出決算の認定について 日程第五 平成二十三年度東京都北区後期高齢者医療会計歳入歳出決算の認定について 日程第六 第五十一号議案 東京都北区立区民斎場条例の一部を改正する条例 日程第七 第五十二号議案 滝野川紅葉中学校新築に伴う厨房機器の購入契約 日程第八 第五十三号議案 赤羽岩淵中学校新築電気設備工事請負契約 日程第九 第五十四号議案 赤羽岩淵中学校新築給排水衛生設備工事請負契約 日程第十 第五十五号議案 赤羽岩淵中学校新築空気調和設備工事請負契約 日程第十一 第五十六号議案 東京都北区立西ケ原南保育園の指定管理者の指定について 日程第十二 第五十七号議案 東京都北区立王子福祉作業所の指定管理者の指定について 日程第十三 第五十八号議案 東京都北区立袋児童館の指定管理者の指定について 日程第十四 第五十九号議案 東京都北区立八幡山児童館の指定管理者の指定について 日程第十五 第六十号議案 東京都北区立浮間東保育園の指定管理者の指定について 日程第十六 第六十一号議案 平成二十四年度東京都北区一般会計補正予算(第二号) 日程第十七 第六十二号議案 平成二十四年度東京都北区国民健康保険事業会計補正予算(第一号) 日程第十八 第六十三号議案 平成二十四年度東京都北区介護保険会計補正予算(第一号) 日程第十九 第六十四号議案 平成二十四年度東京都北区後期高齢者医療会計補正予算(第一号) 日程第二十 議員提出議案第十三号 東京都北区議会議員定数条例の一部を改正する条例 ○議長(小池たくみ君)   本案に関し提案理由の説明を求めます。  三十一番 戸枝大幸さん。    (三十一番 戸枝大幸君登壇) ◆三十一番(戸枝大幸君)   ただいま上程されました議員提出議案第十三号、東京都北区議会議員定数条例につきまして、公明党議員団、民主あすか区民クラブ、自由民主党議員団を代表して、提案理由の説明をいたします。  本案は、厳しい社会情勢や財政状況、またこれまで行われてきた定数削減に関する議論等を総合的に勘案した上で、議員定数の四名削減を提案する次第であります。  これにより、現行の定数四十四名を改正後の定数四十名といたします。  なお、付則により、この条例は次の一般選挙から施行することとなります。  昨年の改正地方自治法の施行により、議員定数を定めていた改正前の九十一条二項の人口区分並びに定数上限の規定が撤廃されており、議員定数に関する法律上の根拠が失われております。  そこで、定数の議論については、地方自治の本旨に立ち返って考える必要があります。区議会は、区の議決機関として、区民生活にかかわる区政の重要事項を審議決定する機関であり、その議会機能を損なうことなく、いかに維持向上させることができるかという視点が重要です。その上で、必要な定数については、区民から負託を受けた我々議員自身が、それぞれの見識と政治感覚に基づいて考え、議員の多数に賛同いただいた数字が現時点での適正な定数であると考えております。  北区議会においては、議会並びに議員活動の質の向上を目指して、議会改革検討会が平成二十一年度より継続して設置されており、定数問題についても活発に議論されてきました。しかしながら、そこでは全会派一致での結論を得るには至りませんでしたが、直近の第三期検討会においては、参加している六つの会派のうちで、四つの会派からは、削減すべきとする意見が表明されており、議会の多数の議員が定数削減への方向性を示したことを大いに尊重したいと考えております。  この際に検討の過程で参考にした要素は多くありますが、例示的なものとしては、行政を取り巻く社会情勢の厳しさが挙げられます。景気経済の低迷や税収の低下、また少子高齢化の進展などによって、不断の行政改革が必要となっております。  一つの参考として、北区の職員数については、行政改革を進める中で、平成十三年から二十三年までの十年間で、約二〇%の削減が断行されております。  これに対して、議会においては、平成十年と十四年に、それぞれ二名ずつ、計四名、約一〇%の削減にとどまっております。そのため、行政改革と並行して、議会が、みずから範を示して、議員定数を削減すべきであるとする多くの民意が存在していると認識しております。昨年、議会に提出された定数削減を求める区民からの陳情もその一環であると理解しております。  こうした民意を踏まえ、昨年行われた北区議会議員選挙においては、五十五名の立候補者中十名の方が議員定数削減を公約として掲げ、八名が当選しております。他方で、議員定数を維持あるいは増加すべきであるとの公約を掲げた方は一人もおりませんでした。  政治への信頼回復の観点から、公約は有権者への重い責任が伴うものであることを重視し、議会として定数削減の実現に尽力すべきであると考えます。  加えて、他の要素として、人口が同程度の他自治体との議員一人当たりの人口対比も参考指標となります。二十三区内では、新宿区、品川区、中野区の三区の人口規模が北区に近く、この三区の平均では、人口約八千五百人に対して議員一人であり、現在の北区は、約七千五百人に対して一人の割合となっております。  また、常任委員会の現在の設置数である五委員会を前提として、民意を十分に反映し得る、審議に適した人員からの定数検討があります。  さらに、都の財調上の議員定数の算定が四十一名とされていることから、自主財源からの持ち出しを避けるために、この人数を下回るべきであることなどがありました。  そして、議会改革検討会による多くの成果や、近年のIT技術の活用などによって、議会並びに議員活動の質の向上が図られてきていることから、民意の吸収、行政の監視、政策立案など、議会の重要な機能を損なうことなく、定数の削減に十分耐え得る状況にあると考えます。  これらの多くの要素を踏まえ、本案について提出議員となっているそれぞれの議員並びに会派において総合的に勘案した上での政治判断として、本案を提案申し上げております。  議員定数の削減という厳しい選択ではありますが、今後、一層、議会機能の維持向上に努め、区民の信託に応えていく決意を表明し、提案理由の説明とさせていただきます。  ご清聴ありがとうございました。(拍手)